[バルセロナ 16日 ロイター] - スペイン保健当局は16日、新型コロナウイルスの新規感染者数が15日は580人と、前日発表の390人から増加したと発表した。5月10日以来、過去約2カ月で最悪となった。
スペインは欧州諸国の中でも最も厳しい感染拡大抑制策を実施していたが、状況改善を受け6月21日に抑制措置を緩和。その後、感染は再び拡大に向かい、北東部のカタルーニャ自治州が新たなホットスポットになっている。
スペイン保健当局によると、過去24時間に確認された新規感染者数はカタルーニャ自治州で142人と、前日の91人から増加。アラゴン州では266人と、160人から増加した。
感染拡大を受け、カタルーニャ自治州政府は西部の都市リェイダとその周辺地域の住民16万人に対し、外出禁止令を改めて発令した。