[17日 ロイター] - 英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は16日遅く、米ボーイング (N:BA)のジャンボジェット「747」型機を全機退役させると発表した。直ちに実施する。新型コロナウイルス流行による旅行産業の落ち込みを受けた。
同社は発表文で「クイーン・オブ・ザ・スカイ」の愛称で知られる747型機を再び商業運航することはないだろうとした。インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ (L:ICAG)傘下のBAは世界最大の747運航会社だった。
BAは今後について、より現代的で燃費効率のいい欧州エアバスの大型旅客機「A350」やボーイング787型機などの運航を増やす方針を示し、そのような旅客機が2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標の達成に寄与する見込みだとした。