[東京 21日 ロイター] - 西村康稔経済再生担当相は21日の閣議後会見で、あす22日午後にも新型コロナウイルス感染症対策分科会を開き、イベント開催の制限緩和などについて議論する方針を示した。
西村経済再生相はイベント開催について「8月1日以降は人数制限を撤廃するという目安を示していたところだが、足元の感染状況などを分析し(専門家に)議論してもらう」と述べた。
現在、プロスポーツやコンサートなどのイベント開催に際しては、屋内、屋外とも入場者数を5000人以内、または収容人数の50%以内にとどめるよう制限されている。
分科会では、世界的に新型コロナワクチンの開発が進んでいることを踏まえ、ワクチン接種のあり方についても議論するという。
足元の新型コロナの感染状況については、60代以上の高齢者の割合が増加していることを指摘し、「(新規感染者の)全体の数字はもちろん、高齢者の新規陽性者の数をしっかりみていかなければならない」と述べた。
(浜田寛子)