[ロサンゼルス 3日 ロイター] - 米カリフォルニア州のニューサム知事は3日の定例会見で州内の新型コロナウイルス感染状況について、新規感染者や入院、集中治療室(ICU)を利用する割合が全て低下傾向にあると説明した。
ただ、セントラル・バレー地域の状況は依然改善していないとし、感染予防のための規制を解除する段階にはないとの見方を示した。
知事は「ウイルスがなくなるわけではない」と強調し、「ワクチンが開発されるまではウイルスと共に生活することになる」と語った。
国内でも特にウイルス感染状況が深刻なカリフォルニア州では、感染者の累計は51万4901人、死者は9388人となっている。
知事は、過去7日の新規感染者の平均は前回から21%以上減少し、入院の14日平均も10%低下したと説明した。
同州はこれまで800万件以上のウイルス検査を行っており、過去2週間の陽性率は7%と、その前の2週間の7.5%から低下した。