[パリ 5日 ロイター] - フランスは5日、ワインメーカーに対する財政支援を強化すると発表した。ロックダウン(都市封鎖)下のレストランやバーの閉鎖に加え、米国の追加関税導入による輸出減少で、業界は深刻な不振に見舞われている。
カステックス首相は、訪問中のロワール地方のぶどう園で、「国はワイン業界に対する支援額を2億5000万ユーロに引き上げるとともに、この支援ができるだけ速やかに実行されるよう要請する。現金の必要性は急を要している」と述べた。
首相はこれより先、ツイッターで「国際情勢や衛生危機、輸出減少により、我が国のワイン部門は大きな困難に直面している。国による支援の継続と強化が必要だ」と投稿していた。
フランスはすでにワイン業界支援を実施しているが、業界は追加支援を求めていた。