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2022年に最高値を更新する可能性のあるETF2銘柄

発行済 2022-01-04 15:06
更新済 2020-09-02 15:05

新年を迎え、ウォール街のアナリストたちは、2022年にどのセクターが好調に推移するかについて議論している。現在進行中のパンデミック、サプライ・チェーンの問題、半導体不足、金融政策の動向などが、経済のさまざまなセクターやより広範な指数にどのような影響を及ぼすかに注意する識者もいる。

投資銀行や資産運用会社の予測によると、今年も変動性の大きい1年となりそうだ。例えば、JPMorgan Chaseはパンデミックの終焉を予想し、「株式、コモディティ、新興国市場に対してはポジティブ、債券にはネガティブ姿勢」を維持している。

一方、12月にGoldman Sachsは米国経済の見通しを引き下げた。しかし、同社は安定した企業収益成長により、S&P500種指数は12%上昇すると予測している。

最後に、UBSは、投資家が「ネット・ゼロ・カーボン移行と破壊的技術の "ABC"-人工知能、ビッグデータ、サイバー・セキュリティ」に注目すべきであると考えている

「世界的な成長の波に乗れる勝ち組企業を買い、(中略)ヘルスケア・セクターにおける投資機会を検討するのが良いかもしれない。(中略)米ドル高に備えるべきだ」と話している。

そこでこの記事では、今後数ヶ月の間に高いリターンが期待できる2つの上場投資信託(ETF)を紹介する。

1. Invesco S&P 500 Equal Weight ETF

  • 現在の価格:162.75ドル

  • 52週間の価格レンジ:124.62ドル~163.86ドル

  • 配当利回り:1.28%

  • 運用報酬:年率0.20%

S&P500が時価総額加重型のインデックスであることは、読者の多くがご存知の通りである。つまり、企業の時価総額が、当インデックスのパフォーマンスにどれだけ影響を与えるかがわかるのである。

現在、約13.5兆ドルの株式がこの米国株式市場の重要な指標に組み入れられている。米国の主要500社の成長による恩恵を受けたい投資家は、通常、SPDR® S&P 500 (NYSE:SPY)などのETFを購入する。

SPDR® S&P 500に組み入れらている上位10社で全体の約3分の1が占められている。したがって、上位の大企業の値動きがETFのの価格にも大きな影響を与える。Apple (NASDAQ:AAPL)、Microsoft (NASDAQ:MSFT)、Amazon (NASDAQ:AMZN)、Alphabet (NASDAQ:GOOGL)、Tesla (NASDAQ:TSLA)などが主な組入企業として挙げられる。

この記事で紹介する最初のETFである、Invesco S&P 500® Equal Weight ETF (NYSE:RSP)は、前出のETFとは異なり、組入企業のウェイトは均等配分だ。2003年4月の設定以来、当ETFの運用資産残高は320億ドル以上になっている。

RSP Weekly

当ETFはS&P 500 均等配分インデックスのパフォーマンスに沿った値動きをするように設計されている。組み入れている上位10銘柄は割合は全体の約2.3%に留まる。

組入上位企業にはヘルスケア関連のテクノロジー・ソリューションを手掛けるCerner Corporation (NASDAQ:CERN)、医療機器の製造販売を手掛けるABIOMED (NASDAQ:ABMD)、法人向けソフトウェアを展開するCitrix Systems (NASDAQ:CTXS)、水素および窒素関連製品を製造するCF Industries Holdings (NYSE:CF)、ビデオ・ゲームの製造を行うActivision Blizzard (NASDAQ:ATVI)などが挙げられる。Apple、Microsoft、Amazonというハイテク大手の組入配分はそれぞれ0.2%以下だ。.

過去52週間のリターンは約27.6%であった。これに対し、SPYは過去1年間で27.0%上昇した。両ETFは2021年12月30日に史上最高値を更新している。

当ETFは多くの個人投資家にとって魅力的な投資候補になるだろう。予想株価収益率(PER)は17.45倍、株価純資産倍率(PBR)は3.24倍である。157 ドル以下まで下落したところで押し目買いができれば良いエントリー・ポイントかもしれない。

2. iShares PHLX Semiconductor ETF

  • 現在の価格:542.32ドル

  • 52週間の価格レンジ:374.86ドル~558.28ドル

  • 配当利回り:0.64%

  • 運用報酬:年率043%

ここ数ヶ月、半導体不足とそれに関連した様々な産業への悪影響に関する報道が、金融ニュースの多くを占めている。バイデン政権は、米国の半導体メーカーに米国内での製造能力を高めるよう促している。例えば、8月には米国防総省がIntel (NASDAQ:INTC)を主要な半導体製造契約の相手先として選定した。

インテルの経営陣は下記のように話している

「かつて米国は半導体製造で世界を牽引していたが、今ではすっかり遅れをとってしまった。(中略)半導体は経済や国家安全保障にとって、かつてないほど不可欠なものとなっている。半導体は米国で5番目に大きな輸出品であり、25万人の直接雇用と100万人以上の間接雇用を支えている」。

したがって、金融市場は2022年も半導体に関する報道に注目する可能性が高い。次に紹介するETFは、この業界にフォーカスした最大手のiShares PHLX Semiconductor ETF (NASDAQ:SOXX)である。2001年7月に設定された。

SOXX Weekly

当ETFは30銘柄で構成されPhiladelphia Semiconductor Index (SOX)のパフォーマンスに沿った値動きをするように設計されている。組入上位10銘柄で全体の60%程度を占め、運用資産残高は95億ドルだ。組入上位5銘柄はBroadcom (NASDAQ:AVGO)、 Qualcomm (NASDAQ:QCOM)、NVIDIA (NASDAQ:NVDA)、 Intel、 Advanced Micro Devices (NASDAQ:AMD)だ。

過去1年間で、当ETFは43.0%上昇し、直近過去最高値を更新した。実績PERは34.60倍、PBRは7.71倍で、今後利益確定売りが出る可能性がある。

多くの半導体メーカーは、数週間後に四半期決算の発表を控えている。そのため、ファンダメンタルズの動向や年間見通しが落胆するものであった場合には、投資家は売りを開始するかもしれない。

しかし、このような下落の可能性は、バイ・アンド・ホールドの投資家にとって好機となる。短期的な変動はあるにせよ、半導体株には強気の姿勢を有している。

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最新のコメント

先の事はどう変わるか分かりませんがかなり分析しておりますのでとても参考になります。
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