[ロンドン 5日 ロイター] - 英スコットランド行政府は5日、第3の都市アバディーンで新型コロナウイルス感染が拡大していることを受け、感染防止のための新たな規制を実施した。パブとレストランを営業休止とし、移動制限を導入した。
アバディーンは、北海油田掘削の拠点となっている。
スタージョン行政府首相は、アバディーンで確認された感染者数がここ数日で54人に達し、スコットランド全域で過去24時間に64人の新規感染者が確認されたと明らかにし「ウイルスは去っていない。アバディーンにおける感染拡大は、このウイルスが依然存在し、感染力が強くきわめて危険であることを厳しく想起させるとともに、警戒を止めるとどうなり得るかを示している」と述べた。
屋内および屋外の接客施設は1600GMT(日本時間6日午前1時)までに営業を中止しなければならない。通勤・通学以外の外出を控え、知り合いなどの訪問はしないよう呼び掛けた。
この措置は学校再開を優先させる対策の一環として実施されたもので、7日後に見直されるという。