[北京 15日 ロイター] - 中国民用航空局(CAAC)が15日発表した公式統計で、9月の国内航空便のフライト数が前年の水準を上回ったことが分かった。また旅客数は、国内航空部門が新型コロナウイルス感染の影響が出る以前に近い水準に回復しつつあることを示唆しているという。
CAAC当局者は記者会見で、9月の国内フライト数は37万1000便で前年比3.5%増、旅客数は4775万人と前年の水準の98%に達したと明らかにした。
10月初めの8日間にわたる休暇中、国による新型コロナ感染抑制の成功と、ホテルや航空会社、観光地などが提供した値下げサービスに後押しされ、国内旅行は大幅な回復を示した。
ただ国際便では感染抑制のため一部諸国とのフライトを制限しており、国内外を合わせたフライト数は前年水準の84%までの回復にとどまっているという。