[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国は、新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、首脳によるビデオ会議をほぼ毎週開催することで合意した。
感染拡大当初は加盟27カ国の対応がそれぞれ異なり、時には対照的だったケースもあり、同じことを繰り返さないために緊密な連携が求められていた。
アイルランドのマーティン首相は16日のEU首脳会議で「新型コロナ感染の第2波に対応するための最善の方法を模索すべく、ほぼ毎週 協議することで合意した」と述べた。
イタリアのコンテ首相も、定例のビデオ会議開催は感染者の追跡や抑制策、ワクチンや治療法で協力し合うことに寄与するとの見解を示した。
ここ数カ月、ワクチン供給や国家レベルでの感染の深刻度を評価する基準などで一定の協力は見られていた。ただ、国際的に14日となっている濃厚接触者の隔離期間について多くの加盟国が短縮し始める一方、国際基準を維持する国もあり、対応が大きく分かれている点もある。