[パリ 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁は16日、ECBは今年実施した新型コロナウイルス対応策の終了日を設定すべきではないと述べた。
ECBは最大1兆3500億ユーロ(1兆5800億ドル)のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を少なくとも2021年6月末まで実施する方針を示しているが、ビルロワドガロー総裁は独シュピーゲル誌に対し、「今日の不確実な状況を考慮すると、現時点で終了日を決断するのは誤りだろう」と指摘。ECBには今後の経済指標を受けて必要なら追加措置を取る余力があるとしたが、「現時点では、そこまで至っていない」と語った。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201016T160437+0000