[ロンドン 2日 ロイター] - 軽度または無症状の新型コロナウイルス感染者100人を対象とした英国の小規模研究によると、感染から6カ月間経過しても「細胞性免疫」が存在していることが分かった。少なくとも半年間は一定の免疫機能が働いている可能性が示唆された。
同研究は論文投稿サイト「バイオアーカイブ」に掲載されたが、他の専門家による査読を受けていない。研究結果では、一部の感染者の抗体レベルは低下したものの、免疫システムのもう一つの重要な側面であるT細胞応答が持続していたことが示されたという。
一方、新型コロナに再感染しないことを示すものではないとした。
研究に直接関与していない専門家は、今回の結果は重要で、新型コロナの防御免疫に関する知見拡大につながると述べた。