[北京 13日 ロイター] - 中国湖北省武漢市衛生当局は13日、ブラジル産牛肉のパッケージ部分から新型コロナウイルスが検出されたと明らかにした。
声明によると、ブラジル産骨なし牛肉のパッケージの外側表面から採ったサンプル3個からウイルスが検出された。
この牛肉は8月7日に青島港に到着し、8月17日に武漢市に輸送され最近まで冷蔵施設で保管されていた。
輸出業者の登録コードは2015。ロイターが調べたところ、マーフリグ・グローバル・フーズ所有の施設とみられる。
マーフリグのコメントは現時点で得られていない。
武漢市衛生当局によると、現地施設の100人超の従業員に検査を実施し、200の環境サンプルを採取したという。
中国は、厳格な規制によって新型コロナの感染を抑え込み、6月下旬からは輸入食品のウイルス検査を実施している。
9月までは、ウイルスの検出は約300万のサンプル中22にとどまっていたが、最近は港湾労働者の一部に感染したことが判明し、今週に入り輸入食品の検査や消毒を強化している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201113T065917+0000