[フランクフルト 16日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は16日発表した月例報告で、新型コロナウイルス感染第2波を抑制する国内外の規制措置が輸出のほか、レジャーに影響することから、国内経済は停滞または縮小する可能性が高いとの見解を示した。
ドイツは一部の周辺国より緩やかな規制を採用しているが、それでも国外の需要低迷の影響を受ける見通し。
月報では「全体的な経済活動は夏季の非常に活発な成長後、停滞するか落ち込む可能性がある」と指摘した。
一方で、春に見られたような経済低迷の公算は低く、コロナワクチン開発の進展で、ウイルス抑制と経済活動の維持のバランスが「近く」見いだせるという希望が高まっているという見方を示した。
メルケル首相と各州首相は16日に会合を開き、当初11月末までの予定だった規制を延長する見込み。