[ワシントン 17日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は17日、来年夏までは新型コロナウイルスワクチンの実用化による恩恵を享受する可能性は低いとし、米経済は今後数カ月間厳しい状況が続くと述べた。
チャールストン商工会議所向けのオンラインイベントで、「最近の感染者数増加はまだ道のりがあることを思わせる」と指摘。接客業などは引き続き苦しい状況にあるとし、失業者は的を絞った支援を必要としていると述べた。
また、ワクチン開発の進展は期待できると述べる一方、「ワクチンが十分広範囲に行き渡り、個人的な商取引が再び完全かつ快適に行われるようになるには、せいぜい来年の夏になりそうだ。つまり、今後数カ月は依然厳しい。ただ、夜明けは近い」と語った。