[パリ 18日 ロイター] - 国際連合食糧農業機関(FAO)のチーフエコノミスト、マキシモ・トレロ・カレン氏は18日、食品の貿易を介して新型コロナウイルス感染が拡大していることを示す確たる証拠はないとし、そうした報告は「最小限に抑える必要がある」と述べた。
同氏は穀物関連の国際会議で、食料供給国における食品生産が新型コロナの感染源とはみていないとの見解をFAOは以前にも示したと述べた。
一方中国は、ドイツからの豚肉やブラジルからの牛肉、インドからの魚介など20カ国の包装加工品でウイルスが検出されたと主張。各国は中国側が証拠を開示しておらず、貿易活動に支障をきたすだけでなく、自国の食品の評判が理由なくおとしめられていると非難している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201118T093608+0000