[2日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは2日、米政府が同社の新型コロナウイルス抗体治療薬バムラニビマブ65万回投与分を追加購入したと明らかにした。購入額は8億1250万ドル。
1月31日までに納入する計画で、12月中に35万回分以上を供給する。
米食品医薬品局(FDA)は先月、新型コロナウイルス治療薬としてバムラニビマブの緊急使用許可を出した。政府は10月に既に同薬30万回分を確保し、追加で65万回分を調達する権利を得ていた。
点滴で投与するバムラニビマブは、トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した際に使用した米製薬大手リジェネロン・ファーマシューティカルズのコロナ抗体治療薬に類似している。
米ドラッグストア大手CVSヘルスは同日、米政府後援のパイロットプロジェクトでイーライリリーの治療薬を在宅や長期療養施設のコロナ患者に投与すると発表。
イーライリリーは、来年初めにかけて世界で使用される分として、2020年末までに最大100万回分を生産する見込みだとした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201203T000036+0000