[ニューヨーク 7日 ロイター] - 11月下旬の感謝祭の週の米ガソリン消費量が23年ぶりの低水準になったと、石油価格情報サービス(OPIS)とIHSマークイットが発表した。新型コロナウイルスの感染数が急増し、当局が自宅にとどまるよう促したことが背景。
OPISによると、感謝祭の祝日中のガソリン販売量は前週比8.4%減の約1億8500万ガロンで、1997年以来の低水準になった。また、自動車燃料の需要は前年比19.3%減少した。
IHSマークイットのエグゼクティブディレクターでアナリストのトム・クロザ氏は「冬の天候と祝日後の巣ごもり化でガソリン需要がさらに低下する90日間に向かっている」とし、1月までは2000年以降で見られないほどの需要の低さになるかもしれないと警告した。
OPISによると、中西部のガソリン販売は前年比23.3%減少。また、最も大きく減少したのはニュージャージー州で約30%減だったという。