[14日 ロイター] - 英国が、新型コロナウイルスのワクチン接種を強化し、来週までに1日50万回に増やす方針であることがわかった。フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が、スコットランド政府の文書の内容を報じた。
FT紙によると、政府は最もリスクの高い1500万人の大半に行き届くだけのワクチンを確保できる見通しで、2月半ばまでの接種完了を目指している。
同紙によると、この文書は13日にスコットランド政府がウェブサイトに掲載したがその後に削除されており、米ファイザー、英アストラゼネカ、米モデルナのワクチンが、今夏の早い時期に大量に到着予定としていたという。
一方、タイムズ紙は英政府筋の発言として、政府は3月半ばから下旬までに50歳以上の人全員にワクチン接種を行なうよう準備していると伝えた。
FT紙は、スコットランド政府は来週から30万9000回分のワクチンを受け取る予定としている。
ジョンソン首相は13日、英国はできるだけ早期に24時間体制でワクチン接種プログラムを始めると表明した。