[上海 15日 ロイター] - 中国政府のデータによると、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のための規制措置や工業部門向けの環境規制強化により、大気環境が改善した。
中国生態環境省によると、呼吸器などに悪影響を及ぼす微小粒子状物質(PM2.5) は、昨年337都市で平均8.3%減少し、1立方メートルあたり33マイクログラムとなった。
北京市や天津市、河北省といった大気汚染が深刻な地域のPM2.5は平均10.5%減少し1立方メートルあたり51マイクログラムとなった。ただ全国平均の35マイクログラムを依然かなり上回っている。世界保健機関(WHO)のガイドラインは年平均10マイクログラム。
水質も改善。約2000カ所で採取したサンプルのうち、人が使用できる基準を満たしたのは約85%で、2019年から7%ポイント上昇した。
*水質に関する説明を修正して再送します。