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英産業連盟、コロナ対策で103億ドルの追加緊急支援を要請

発行済 2021-01-19 14:42
更新済 2021-01-19 14:45

[ロンドン 19日 ロイター] - 英国の主要な企業団体である英産業連盟(CBI)は19日、新型コロナウイルス対策としてさらに76億ポンド(103億ドル)の緊急支援を政府に要請した。

CBIは、英国でコロナ対策のロックダウンが敷かれる中、企業は欧州連合(EU)離脱後の環境に適応しつつ、雇用や投資を巡り大きな決断を迫られており、資金支援が延長されるかどうかを知る必要があると指摘。スナク財務相が3月に発表する予算案で追加支援が盛り込まれるかどうかを見極める余裕はないと訴えた。

CBIのダンカー事務局長は声明で「われわれにはやり遂げなければならない仕事がある。現時点で支援を終えるのはおかしい」と主張した。

スナク財務相はすでに数回にわたり財政支援を延長してきた。今年度の新型コロナ対応予算は2800億ポンドに上ると予想され、平時としては過去最大の財政赤字を記録する見込みだ。

だが、与党保守党の一部を含む議員や各方面から、福祉手当の増額延長など、政府に支援拡大を求める声が上がっている。

CBIは、スナク財務相は4月で期限を迎える雇用維持プログラムを6月まで延長し、その後は航空業界など回復の鈍い業界に特化した支援を続けるべきと提案。

昨年に繰り延べた付加価値税の支払い期限を延ばし、今年初めにも同様の繰り延べを認め、ロックダウンで休業を余儀なくされた企業やその取引先に対する法人税の免除期間を延長すべきとした。

ダンカー氏は「事業者への支援は制限措置と並行して維持されるべきで、突如停止されるべきではない」と語った。

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