[ジュネーブ 5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5日、世界の製薬会社に対し新型コロナウイルスワクチンの製造拡大に協力するよう呼び掛けた。
テドロス事務局長はオンライン形式で実施した記者会見で、世界約130カ国の25億人がまだワクチン接種を受けていないと指摘。先進国に対し、自国の医療関係者や高齢者の接種が済めば低所得国にワクチンを提供するよう改めて求めた。
同時に「製造を大幅に増加させる必要がある」とし、仏サノフィがファイザー製ワクチンの充填・包装を7月に開始すると発表したことに言及し、「他の製薬会社もこの例にならってほしい」と述べた。
他の製薬会社では、スイスのノバルティスがファイザー製ワクチンを巡り類似の合意をしたほか、ドイツのバイエルがキュアバック製ワクチンの製造で契約を締結した。
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