40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

12月の米求人件数小幅増 レイオフ減少=雇用動態調査

発行済 2021-02-10 01:53
更新済 2021-02-10 05:18
© Reuters. 12月の米求人件数小幅増、採用減は少 コロナ禍なお重し

[ワシントン 9日 ロイター] - 米労働省が9日に発表した2020年12月の雇用動態調査(JOLTS)によると、採用件数が減少したもののの、求人件数がやや増加し、レイオフ件数が減少した。12月の雇用減は先行き不透明感が高い中で企業が採用を抑制したことが要因だったことが示唆された。

労働省が1月8日に発表した12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が8カ月ぶりに減少。インディード・ハイアリング・ラボの調査担当ディレクター、ニック・バンカー氏は「12月に雇用が減少したのは採用が抑制されたためで、レイオフが増えたためではなかった」とし、「雇用側が採用に消極的だった。レイオフで雇用関係が破壊された場合と比べ、こうしたトレンドは反転しやすい」と述べた。

求人件数は665万件と、前月から7万4000件増加。求人率は4.5%と、4.4%から上昇した。専門職・企業サービスが29万6000人増加したが、教育を除く州・地方政府は減少。芸術、エンターテインメントのほか、衣料品を含む非耐久財製造部門も減少した。

採用件数は554万件と、39万6000件減少。採用率は3.9%と、4.2%から低下した。宿泊・飲食業で22万1000件、 運輸、倉庫、公益で13万3000件、芸術、エンターテイメント、娯楽で8万2000件減少。一方、小売は9万4000件増加した。

レイオフ件数は181万件と、24万3000件減少。レイオフ率は1.3%と、1.4%から低下した。連邦政府、運輸、倉庫、公益、ヘルスケア、社会支援で減少。一方、芸術、エンターテインメント、リクリエーションで5万人がレイオフされた。

自発的な離職件数は329万件と、10万6000件増加。自発的な離職率は2.3%と、2.2%から上昇した。自発的な離職率は、労働市場における信頼感の水準を見極める指標として政策担当者が注目している。ただ、学校の対面授業が再開されない中、多くの女性が子どもの面倒を見るために離職せざるを得ない状況に直面している。

労働省が今月5日に発表した1月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比4万9000人増加し、前月の22万7000人減から反転した。オックスフォード・エコノミクス(ニューヨーク)の米国担当リードエコノミスト、リディア・ブソル氏は「労働市場の見通しは、緩慢ではあるが改善している。新型コロナワクチンの接種が進む中、貯蓄の増加と経済活動の活性化に後押しされ、年内に660万人の雇用が回復する」との見方を示した。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます