[リオデジャネイロ 25日 ロイター] - ブラジルで25日、新型コロナウイルスの新規感染者数が24時間で10万0158人に達し、過去最多を更新した。ボルソナロ大統領のコロナ対応を巡り、批判がいっそう強まっている。
25日に発表された死者数は2777人。累計の死者数は前日に30万人を突破し、米国に次ぐ多さとなっている。
ブラジルの新規感染者数は、ワクチン接種を巡る課題や一貫性のない感染対策、変異株の出現などを背景に週間で最多記録を更新してきた。
ボルソナロ大統領はこれまでも、ロックダウン(都市封鎖)を阻止しようとする措置やマスク軽視、ワクチンへの懐疑的な姿勢などを巡り批判を浴びてきた。だが、感染拡大が止まらない中、ボルソナロ氏に近い有力議員からも、大統領の対応を非難する声がいっそう強まっている。