[30日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)航空は30日、出張目的の国内線利用が新型コロナウイルス感染拡大前の水準の90%にまで回復したと明らかにした。
当初は、コロナ禍前の70%に戻るのは2022年になると見込んでいたという。
「これほど早く通常の水準近くまでに回復したことは、NZ航空の国内ネットワークの強さと、国民が人とのつながりを求めていることを示している」と説明した。
旅行業界団体グローバル・ビジネス・トラベル・アソシエーション(GBTA)が今月公表した調査によると、欧米および中南米の企業の69%が国内出張をほぼ全面的に中止しており、この割合は2月調査時から5%ポイント上昇した。
対照的にNZ航空は、ビジネス向けの便や座席数の拡大、乗務員の増員で需要増に対応しており、運賃も値下げしている。
NZは、新型コロナの封じ込めに比較的成功しており、国内感染者は2493人、死者は26人にとどまっている。