[ロンドン 30日 ロイター] - 英ロンドンの金融街「シティー・オブ・ロンドン(シティー)」の幹部は30日、新型コロナウイルスの流行が収束すれば、シティーで働く人の大半が通勤を再開する可能性が高いとの見方を示した。
シティーの政策委員会議長キャサリン・マクギネス氏はBBCラジオに、カフェやパブ、レストランなど金融関係者を相手にするビジネスも再開することを確信していると述べた。
しかし新型コロナの影響で人々の働き方が変わるだろうと指摘。「本社は引き続きビジネスの中核であり続けるが、社員は(1週間に)3─4日出社して異なった時間に働くことになるという話をよく聞く」と語った。
「従って大半の人々が戻ってくると考えている」としながらも、全体的な規模についてはまだ不確かだと述べた。
マクギネス氏は「不動産開発業者がシティーで新たな建設計画を立てている」とし「シティーにオフィスを設けることへの関心が既に高まっている。今年これまでに昨年の80%の申請があった」と明らかにした。
「このようにオフィススペースへの関心と取り組みは続いているが、利用方法は異なる」と指摘した。