[ワシントン 30日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は30日、新型コロナウイルス感染拡大を巡る状況の進展が継続し、現在のトレンドが維持されれば、米国の雇用は今夏に大きく拡大するとの見方を示した。
「夏に向けて活動が活発になり、回復が一段と力強くなる可能性がある」とした上で、「夏の間は毎月100万人の雇用が標準となり得る」と語った。
週末に発表される3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が65万人増加し、失業率は6%に改善すると予想されている。最近のコロナ感染者の増加は引き続き懸念されるものの、ワクチンの接種ペースも上向いている。
ボスティック氏は「人々が外出する方向に向いている」と指摘。アトランタ地区の南東部の企業は接客・レジャーを中心に予約数がコロナ前の水準に近づいているほか、コロナ前を上回るところもあると述べた。
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