[ニューデリー 1日 ロイター] - インドは1日、45歳以上を対象に新型コロナウイルスワクチン接種を開始した。当局者が明らかにしたもので、1日に数万人の接種を行い、これまでで最大規模のワクチン接種政策となる。
同国では1日の新規感染者が昨年10月以来最多となるなど、感染が拡大している。
接種はこれまで60歳以上と深刻な健康上の問題を抱える人に限定されていたが、対象年齢の拡大により4億人の接種を目指すことになる。
政府当局者は匿名でロイターに、「4億人への接種を求められている。これは最低限条件で目標だ」と指摘。また、「現在われわれは緊急事態に対応している。あるものは何でも使う」と述べた。
インドは1月にコロナワクチン接種が開始され、最もリスクの高い人をカバーするため当初は医療従事者、続いて高齢者が対象となっていた。