[キエフ 3日 ロイター] - ウクライナ保健省は3日、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発した新型コロナウイルスワクチンの使用を承認したと明らかにした。国内の1日当たり感染者は、2日連続で過去最多を記録している。
ウクライナは3月、シノバックのワクチン第1便として21万5000回分を受け取っているが、当局は、国内の供給業者が必要書類を提出しておらず、研究所でさらに検査が必要との理由で使用許可を見送っていた。一方、ワクチン接種プログラムは多くの欧州諸国に後れを取っており、インドから一回到着した英アストラゼネカ製ワクチンに依存していた。
保健省は3日に発表した声明で、「ワクチン接種の一環として、ウクライナはシノバック開発のコロナバックを使用する。このワクチンは信頼できる」と説明した。