40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

OPEC、21年原油需要見通し引き上げ コロナ危機緩和期待

発行済 2021-04-14 00:40
更新済 2021-04-14 00:45

[ロンドン 13日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は13日に公表した月次報告で、2021年の原油需要が前年比日量595万バレル(6.6%)増えるとの見通しを示し、先月の見通しから7万バレル引き上げた。新型コロナウイルスの危機が和らぐとの見方だ。

OPECは報告書で「新型コロナウイルスのワクチン接種が進展するにつれコロナ感染や危機が収まってくる見込みだ。ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)措置や渡航規制が緩和され、移動が増えるだろう」と述べた。

OPECはここ数カ月間、ロックダウン(都市封鎖)が続いていることから原油需要見通しを引き下げてきたが、今月は見通しに変化があった。景気回復がさらに進めば、OPECとロシアを含む非加盟国で構成する「OPECプラス」が、昨年実施した過去最大規模の協調減産の縮小を正当化できるようになる可能性がある。

OPECは21年の世界の国内総生産(GDP)見通しを5.4%増と、これまでの5.1%増から引き上げた。パンデミック(世界的大流行)の打撃が下半期の初めまでに「大方収まる」との見方を示した。

米政権がサウジアラビアに対して、エネルギー価格を消費者にとって手ごろな水準に維持するように呼び掛けたことを受けOPECプラスは1日、5月より協調減産を徐々に縮小することで合意した。

米国の制裁を受けているイランは協調減産の対象から外れており、3月に増産。結果としてOPECの3月の生産量は20万バレル増の2504万バレルだった。

ライバルの生産国も増産している。ただOPECは、OPEC以外の生産国の21年生産見通しを約100万バレル増に維持した。米国のシェールオイルは通常、原油価格が上がると生産が増えるが、減るとの見通しも維持した。

需要が増え、OPEC以外の生産見通しが横ばいとの見方から、OPECの原油の需要は21年に2740万バレルと、先月の予想から20万バレル引き上げた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210413T154008+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます