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米、コロナワクチン追加接種も想定 ファイザーCEOが必要論

発行済 2021-04-16 11:57
更新済 2021-04-16 12:00

[15日 ロイター] - 米政府は新型コロナウイルスワクチン接種者に関し、接種完了から9─12カ月後に効果を高めるための追加接種が必要となる可能性に備えている。バイデン政権のコロナ対策本部幹部が15日、明らかにした。

対策本部のデービッド・ケスラー最高科学責任者は議会委員会の会合で、ワクチン接種後の免疫の持続期間について研究が進められているが、追加接種が必要になる可能性があると指摘。「脆弱な人たちを優先するのが現在の考えだ」と述べた。

一方、米ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、ワクチン接種完了から12カ月以内に3回目の接種が必要になる「可能性が高い」と述べた。CNBCが4月1日の発言に基づき報じた。毎年の接種も必要になる可能性があるとした。

米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は議会委員会の公聴会で、ワクチン接種を済ませた人たちの感染状況を追跡していると説明。国内の7700万人の接種者のうち、5800人が新型コロナに感染し、そのうち396人が入院、74人が死亡したという。

これら感染者の一部はワクチン接種後の免疫反応が強くなかったと指摘した。

ファイザーと提携相手の独ビオンテックは今月1日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの予防効果が91.3%とする新たな臨床試験(治験)データを発表した。新たなデータには、2回目のワクチン接種から6カ月以上経過した被験者1万2000人超が含まれた。

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