[ローマ 16日 ロイター] - イタリア政府は、26日から多くの地域で新型コロナウイルスによる制限措置を緩和すると発表した。ただ、感染再拡大を避けるため、多くの活動を再開するまでになお警戒が必要とした。
現在の規制は5月初めが期限だが、その後の対応は決定されておらず、各党から圧力を受けていた。
ドラギ首相は会見で、「劇的ではないが改善しつつあるデータに基づき、政府は妥当なリスクを取っている」と説明した。
イタリアでは先月、入院患者などが増加したことを受け、20の地域で実施していた4段階の色分けによる規制を一時停止し、より厳しい赤やオレンジのゾーンを全国的に導入。
今月26日からは感染レベルが低い地域で黄色と白のゾーンを復活させる。こうした地域ではレストランやバーの屋外席が利用でき、映画館などは入場者数を制限して再開できる。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210416T210217+0000