[ジャカルタ 29日 ロイター] - インドネシアのサンディアガ・ウノ観光・創造経済相は、人気リゾート地バリへの海外観光客の受け入れについて、新型コロナウイルス感染者が大幅に減少するのを待ってから再開する考えを表明した。
同相は28日に行われたロイターのインタビューで「7月末か8月初めを目標にしているが、最近の(感染者)急増がどうなるかに留意する必要がある」と述べ、状況が改善するのを待つことになると続けた。
インドネシアはこの数週間に全土で感染者が急増しており、バリでは過去1カ月で1日当たりの新規感染者が4倍の約200人に増えた。
ウノ氏は、観光客の受け入れ再開は1日当たりの感染者が30─40人まで減少してからになるとの見方を示した。
また、同氏によると、バリ市民の約71%が新型コロナワクチンの1回目を接種済みで、住民の70%の接種を完了させる目標は7月末までに達成する可能性がある。