[ロンドン 7日 ロイター] - 国際航空運送協会(IATA)は7日、5月の世界航空旅客需要が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の2019年5月の水準を約63%下回ったと明らかにした。
コロナ制限措置などの影響で、国内旅行に比べ、海外旅行の回復が遅れていると指摘した。
IATAのウォルシュ事務総長は、コロナ検査の義務付けなど、各国の対応に開きがあり、消費者を混乱させているとし、航空業界の回復支援に向けて、各国政府による連携を呼び掛けた。
また、世界経済の堅調な回復は航空貨物の回復を支援しているとの見方を示した。