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[東京 20日 ロイター] - 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長は20日の会見で、開会式の楽曲を担当していた小山田圭吾氏の辞任について、「責任は私にある。しっかりとチェックできていなかった」と述べた。
小山田氏は14日に開会式の作曲担当者の1人として名前が発表されたが、その後、90年代の雑誌インタビューで障害のある生徒などへの学生時代のいじめを語っていたことがインターネット上で指摘された。小山田氏は19日、依頼を受けたのは「配慮に欠けていた」として辞任した。
<必要なら5者協議>
また、橋本会長は五輪関係者の間で新型コロナウイルス陽性者が増えていることについて、すみやかに隔離していると説明した。組織委によると、7月1日以降に海外から来日した五輪関係者約3万人のうち、陽性が確認されたのは20日時点で31人。陽性率は約0.1%となっており、橋本会長は適切に対処していると語った。
会見に同席した武藤敏郎事務総長は、コロナの感染拡大で大会の中止や延期の可能性はあるかと問われ、「感染がどうなるかは予断を許さない。拡大したら、その時によく相談する。今後の感染状況の推移を見て、必要なら5者協議を行う」と答えた。
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