[ソウル 19日 ロイター] - 韓国疾病予防管理庁(KDCA)は19日、新型コロナウイルスの新規感染者数(18日分)が2152人となり、過去2番目の多さだったと発表した。同国では先週、新規感染者が2200人を突破し過去最多を更新した。
これまでの累計では感染者数23万0808人、死者数2191人となった。夏休みで旅行する人が増える中、より感染力が強いとされる新型コロナの変異株デルタ株の感染拡大に歯止めが掛からない状態だ。
感染は首都ソウルとその近隣が中心だが、全土に広がりつつある。KDCAによると、市中感染者2114人のうち35%以上が首都以外の地域での感染で、この比率は1カ月前の約20%から上昇した。
首都圏では現在、対人距離確保に関する規制で最も厳しい「レベル4」が適用されており、他の大半の地域は「レベル3」となっている。
韓国の秋の一大伝統行事とされ、人の移動が増える「秋夕(チュソク)」を来月に控え、政府は20日にも規制の延長を発表する見通し。