[台北 25日 ロイター] - 台湾当局は25日、新型コロナウイルスの市中感染が5月9日以来初めてゼロだったと発表した。台湾では5月中旬から感染者が増え始め、当局が集会の制限、娯楽施設の閉鎖、レストランの屋内飲食禁止などの規制を導入。
こうした規制に加え、検査の強化やマスク着用などのルールの順守が効果を発揮し、先月、規制が緩和された。
陳時中・衛生福利部長(保健相)は、市中感染ゼロは喜ばしいが、気を緩めてはならないとコメントした。
台湾の感染防止策の成功は、ベトナムや日本など多くの近隣諸国に比べると際立っている。
台湾の累計の感染者は1万5939人、死者は830人。