[シカゴ/ベルリン 25日 ロイター] - 米デルタ航空は25日、新型コロナウイルスワクチンを接種していない従業員に対し、同社が提供する健康保険プランの保険料を毎月200ドル上乗せすると伝えた。11月1日から実施する。
バスティアン最高経営責任者(CEO)は、会社が負担する新型コロナ感染症による入院費は1人当たり平均5万ドルとし、財務リスクに対処する上でも保険料の上乗せは必要とした。
企業によるワクチン接種義務化の動きが広がる中、航空会社ではユナイテッド航空が全従業員にワクチン接種を義務化している。
独ルフトハンザも25日、客室乗務員らのワクチン接種を義務付けると発表。「航空機に搭乗するクルーが新型コロナワクチンを接種してないければ、将来的に国際線の運航は不可能」という認識を示した。