[ミラノ 7日 ロイター] - ジュネーブ国際モーターショーの主催者が7日、来年の開催を主催しないとの声明を発表した。「新型コロナウイルスのパンデミックに伴う業界全体の問題」を理由に挙げた。
声明は、パンデミックによる直接的・間接的な問題として、出展者、来場者、ジャーナリストに移動規制がある点と、世界的な半導体不足で自動車製造部門に新たな優先課題が発生していることを挙げ「代替案がない」と説明した。
2020・21年のショーも、新型コロナ感染流行により開催が見送られた。
主催団体の関係者は、あらゆる努力をしたが現実を直視せざるを得なかったと説明。「パンデミックの状況は制御できておらず、大規模な屋内イベントには大きな脅威となる」と述べた。
ただ、今回の決定は中止でなく延期との見解も示し「2023年には一段と力を増したショーが帰ってくると確信している」と述べた。