[ワシントン 8日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は8日、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した33カ国からの渡航者の入国を認める措置について、米食品医薬品局(FDA)か世界保健機関(WHO)が承認しているワクチンが対象になると発表した。
米政府は9月20日に中国、インド、ブラジル、欧州域内を国境検査なしに移動できる「シェンゲン協定」の加盟26カ国を含む33カ国に対する入国制限をワクチン接種者に限り緩和すると発表していた。
CDCの広報担当者は8日、FDAが承認しているか、WHOが緊急使用を認めた6種のワクチンが入国基準を満たすことになるとロイターに述べた。
FDAが承認したワクチンは全ての国で広く使われていないため、一部の諸国はWHOが認めたワクチンも対象にするようバイデン政権に求めていた。
CDCは今後、ワクチン接種の資格がない子供や、ワクチン入手が難しい国々からの渡航者に関する例外規定の細部を決める必要がある。