[12日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)ネッツは12日、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡って話題の渦中にあるカイリー・アービングについて、「完全な参加資格が得られる」までチーム活動から除外すると発表した。
NBAはワクチンを接種していない選手に対し、試合出場や練習などのチーム活動に参加する条件として多くの制限を設けている。アービングは接種状況の開示を拒否しており、そのために先週行われたバックスとのプレシーズンゲームはチームから「不適格」とされて欠場した。
ネッツが本拠を置くニューヨーク市では、体育館などの大きな屋内空間に入るためにワクチンを少なくとも1回は接種したことの証明が義務付けられている。
ネッツは声明で「カイリーは個人的な選択をしており、われわれはその権利を尊重している」とする一方で、「現在、その選択は彼のフルタイムのメンバーとしての能力を制限するものであり、われわれはチームのいかなるメンバーもパートタイムでの参加を許可しない」と語り、アービングが条件を満たすまでメンバー入りを見送る姿勢を示した。