[シドニー 15日 ロイター] - 豪ビクトリア州では15日、新型コロナウイルスの市中感染者が新たに2179人報告された。大半が州都メルボルンで確認された。過去最多だった前日の2297人から減少したものの、依然として高水準で推移している。
州内のワクチン接種率が70%に近づく中、来週にはメルボルンでのロックダウン(都市封鎖)が解除される予定となっている。
一方、首都キャンベラは15日、2カ月以上に及んだロックダウンが解除され、カフェやパブ、ジムの再開が認められた。
シドニーでは11日に在宅命令が解除されている。ただ、周辺地域も含むグレーターシドニーから地方への移動制限は11月1日まで延長された。シドニーと比べて接種率が低いことが理由という。
シドニーを擁するニューサウスウェールズ(NSW)州の新規感染者は399人と、14日の406人から減少。9月上旬には過去最多の1599人を記録していた。
豪州全体の累計の感染者は約13万9000人、死者は1506人。