[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア最大の都市シドニーで18日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策がさらに緩和された。
シドニーでは1週間前にロックダウン(都市封鎖)が解除。シドニーが位置するニューサウスウェールズ(NSW)州で週末、ワクチン接種完了者の割合が16歳以上の人口の80%を超え想定以上に接種が進んだことから、行動制限が予定より数日早く緩和されることとなった。
オフィスでのマスク着用義務が解除され、自宅や屋外で集まることができる人数制限が緩和された。小売店、パブ、ジムではより多くのワクチン接種者を受け入れることが可能になり、ナイトクラブは着席での飲酒が再開。結婚式の出席人数制限も解除された。
シドニーの学校はこれまで4カ月近く、在宅での学習が続いていたが、幼稚園と1─12年生が18日から教室に戻った。それ以外の学生についても、来週から対面での授業が再開される見通しだ。
NSW州の1日当たりの新規感染者数は減少が続いており、18日に報告された感染者数は265人と、10週間ぶりの低水準にとどまった。新規感染者は9月上旬には過去最多の1599人を記録していた。