[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は20日、21日に予定される州首相との会合で、人との接触を減らす制限措置強化や追加接種の加速を巡り検討すると明らかにした。新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染拡大によって、病院や警察、電力会社などの主要インフラの運営がストレスにさらされる恐れがあるという専門家の見解を踏まえた動き。
ロイターが確認した政府文書の草案によると、12月28日以降、人の集まりは最高10人に限定され、ワクチン接種済みの人や新型コナ感染症から回復した人も規制の対象となる。
レストランや劇場などへのアクセスは引き続きワクチン接種済みの人と感染症から回復した人のみに限られるほか、ディスコなどは閉鎖される。
ノルトライン・ヴェストファーレン州の首相は「今年は大晦日のパーティーの開催はできなくなる」と述べた。