[22日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)技術責任者のマリア・バンケルコフ氏は22日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株について、デルタ株より感染力が強いことを示す十分なデータはまだ得られていないと述べた。
バンケルコフ氏は記者会見で「(オミクロン株感染者の)入院率が低いことを示唆するデータは一部得られている」としながらも、「オミクロン株はまだ十分に長い期間にわたり世界的に拡散していない」とし、初期のデータから結論を導き出すことに警戒感を示した。また、オミクロン株の病原性がデルタ株よりも低いかについても全体像は見えていないと述べた。
オミクロン株は11月に南アフリカと香港で初めて検出された。