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英建設業PMI、56.3に上昇 コロナへの懸念緩和

発行済 2022-02-04 20:23
更新済 2022-02-04 20:27
© Reuters.  2月4日、IHSマークイット/CIPSが発表した1月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は昨年7月以来の高水準となった。新型コロナウイルスの流行に対する懸念が緩和

[ロンドン 4日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが4日発表した1月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は56.3と、昨年7月以来の高水準となった。新型コロナウイルスの流行に対する懸念が緩和し、コスト圧力が一段と低下した。

前月は3カ月ぶり低水準の54.3。ロイターがまとめた市場予想は54.3だった。

IHSマークイットのディレクター、ティム・ムーア氏は「英建設会社は今年、好調なスタートを切った。事業活動が加速し、新規受注の伸びが昨年8月以降で最高となった」と指摘。

「エネルギー、輸送、原材料価格の上昇で、1月の投入価格は軒並み上昇したが、供給問題が緩和し、全体のコスト上昇率は2021年3月以来の水準に鈍化した」と述べた。

商業用不動産はオミクロン株に対する懸念後退が支援要因となり、22年の見通しが改善した。

住宅建設は4月ぶりの低水準。生計費に対する懸念と金利上昇を背景にロックダウン(都市封鎖)解除後の支出拡大ペースが鈍る可能性があるという。

製造・サービス・建設を合わせた全セクターPMIは54.4で、前月の53.6から上昇。前月はオミクロン株の流行で接客業が打撃を受け、2月以来の低水準だった。

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