[ソウル 23日 ロイター] - 韓国疾病予防管理庁(KDCA)は23日、新型コロナウイルスの累計感染者数が1000万人を超え、人口の20%近くに達したと発表した。重症者が大幅に増え死者も急増している。
KDCAによると、22日に新たに確認された感染者は49万0881人と、16日の62万1205人に次いで2番目の高水準だった。累計の感染者数は1042万7247人、死者は前日比291人増の1万3432人となった。
同国では人口の約87%がワクチン接種を完了しており、63%が追加接種も受けている。しかし死者の数は約6週間で2倍近くに増え、18日に429人と過去最多となった。
重症者は過去2週間、1000人超で推移しているが、保健福祉省の担当者は4月上旬に2000人に達する可能性があると述べた。集中治療室(ICU)の病床使用率は23日時点で約64.4%と2週間前の約59%から上昇した。
「医療制度はかなりの圧力を受けているが、まだ管理可能な範囲内だ」と語った。