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WHO、新たなオミクロン亜種2種監視 世界で数十件の感染報告

発行済 2022-04-11 23:43
更新済 2022-04-11 23:45
© Reuters. 世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルス・オミクロン変異株の2つの新たな亜種について、数十件の症例を追跡し、感染力の強さと病原性を検証していると発表した。202

[11日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルス・オミクロン変異株の2つの新たな亜種について、数十件の症例を追跡し、感染力の強さと病原性を検証していると発表した。

WHOが新たに監視対象としたのは、オミクロン変異株の亜種「BA.4」と「BA.5」。追加的な変異が確認されたため、免疫逃避の可能性があるか調査する必要があるとしている。

オミクロン株では亜種「BA.2」が世界的に主流になっているが、WHOはこれに加え、オリジナルの「BA.1」のほか、「BA.1.1」、「BA.3」を追跡調査している。

WHOによると、世界的なデータベース「GISAID」に報告されたBA.4とBA.5への感染症例はこれまでのところ数十件。

BA.4について、英保健全局は先週、1月10日から3月30日までに南アフリカ、デンマーク、ボツワナ、スコットランド、イングランドで感染例が確認されたと明らかにしている。

BA.5については、先週時点で感染例は全て南アフリカでのものだったが、ボツワナ保健省は11日、BA.4とBA.5の感染例を4件確認したと発表した。感染者はワクチン接種済みの30─50歳で、症状は軽いという。

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