[シンガポール 6日 ロイター] - 中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)の幹部は6日、新型コロナウイルスの感染が再拡大しているが、2022年の中国の燃料需要は増加基調をたどるとの見通しを示した。中国経済は妥当なペースで拡大する見込みという。
同社の財務担当幹部は「22年通年の中国経済は妥当なレンジ内にとどまるだろう。このため、製油製品の需要は引き続き昨年を上回ると予想している」と述べた。
中国石油化工(シノペック)も先月、同様の見通しを示している。
ペトロチャイナの幹部によると、新型コロナ感染対策により、製品在庫は年初の水準を上回っている。在庫を減らすため、輸出の手配、製油能力と設備稼働率の調整、マーケテイングの強化を進めているという。
同社の副社長は「新型コロナの状況改善で製油製品の在庫は減少しつつある」と述べた。