[北京 26日 ロイター] - 中国・北京市の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京・リゾート」は26日、市内で新型コロナウイルス感染が増えているため、予防措置として一時的に閉鎖したと発表した。
また中部の武漢と南部の広州ではコロナ対応で一部の地域を封鎖した。
ユニバーサル・スタジオは再開時期を明らかにしていない。既に購入したチケットは払い戻すか別の日に変更する。
中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で「影響を引き続き評価し、できるだけ早く営業を再開できるよう努力する」とした。
北京では今月初めの大型連休明けから新型コロナ感染者数が増加している。25日は無症状者1人を含む20人の感染が報告された。全国では新規感染者が1407人と過去12日間で最多となった。
武漢市当局は感染者の急増を受けて、80万人以上が居住する漢陽地区を26日から30日まで封鎖した。同市のユニオン病院はスタッフの1人が陽性となったため外来診療を停止した。市内の大学はオンライン授業に戻った。
広州市では27人の感染者と46人の無症状患者が確認され、黄埔、南沙、番禺、越秀、従化の5地区を高リスク地区に指定した。同市では、すでに通常の社会活動を停止し、海珠区と白雲区で集団検査を呼びかけていた。