[18日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の諮問委員会は18日、今年の新型コロナウイルスの追加(ブースター)接種は、現在流行の主流となっているオミクロン株の派生型「XBB」の1つに対応させるよう推奨した。
諮問委は、新たなワクチン製剤は「XBB1.5」ないし「XBB1.16」型に対する抗体反応を生成するようにすべきとし、XBB系統に対する中和抗体を導くほかの製剤やプラットフォームも検討できると付け加えた。
また、初期の新型コロナウイルス株は今後ワクチンの対象に含める必要がないとの見解を示唆した。もはやヒトの間では流行しておらず、この株を標的にしたワクチンは現在流行中の変異株に対する中和抗体水準が不明ないし非常に低いとしている。
米ファイザー・独ビオンテック、米モデルナ、ノババックスなどの新型コロナワクチンメーカーはそれぞれ、「XBB1.5」など現在流行中の株に対応したワクチンの開発に着手している。